渡米直後の生活立ち上げ
03.09
以下の渡米直後の生活立ち上げに関する情報は、Class of 2005の渡米時の経験をもとに執筆していますが、アメリカ政府のテロ対策等を含めた国際情勢により、変化する場合があります。
この点を踏まえた上で、ご参考にしていただければと思います。
<目次>
1.アドミッションへの到着挨拶
2.ソーシャルセキュリティナンバー取得
3.Tulaneカードの作成
4.携帯電話
5.銀行口座開設
6.家探し
7.ユーティリティ
8.パーキングチケットの購入
9.テレビの契約
10.家具のレンタル、購入
11. 電話の契約
ニューオーリンズ到着後、まずはこれから2年間過ごすことになる学校に赴き、アドミッションオフィス(4階401号室)に行きましょう。アドミでは、留学生の到着確認をしていますので、後回しにしないようにしてください。
ここでは、当座の生活立ち上げに関するアドバイスを受けるとよいでしょう。また、ソーシャルセキュリティナンバー取得までのつなぎとなる学籍番号も教えてくれるので忘れずに聞いておきましょう。
もし、ノートパソコンを持参できるようであれば、ついでにMTC(2階のコンピュータラボ)に行き、PCのスペック確認及びメールパスワード設定、ネットワークドライブの設定をしてもらうとよいでしょう。
2.ソーシャルセキュリティナンバー取得
他の項目でも出てくると思いますが、この国ではソーシャルセキュリティナンバー(社会保障番号、以下SSN)がないと、まともな人間扱いをしてもらえません。SSNは就労許可(F−1ビザで許可されるプラクティカルトレーニングも含む)を持つ人にしか付与されません。従って、F−2ビザのように、就労許可の出ないビザ保有者(配偶者、子女)には付与されないことに注意してください。
SSNの取得フローは下記のようになります
@ インターナショナルオフィスでSSN申請のための在籍証明を作成
A SSオフィスにて申請
B 番号の付与
C SSカードの到着
まず、@については、アドミッションに挨拶に行った際に、インターナショナルステューデントオフィス(CISS)に行き、SSN申請書類を作成してもらうとよいでしょう。
SSオフィスでの申請は、ニューオーリンズか、郊外のケナーのSSオフィスに行くことになります。レンタカー等の足があれば、郊外のケナーのオフィスに朝いちで行くと、すいている場合が多いでしょう。配偶者が到着した際にも、必ず「申請」するようにしてください。当然、ビザステータスを見て、申請は却下されますが、却下されたことの証明書をとっておかないと運転免許試験の受験ができなくなります。
2003年夏より、SEVISという外国人学生・教育関係者登録データベースが稼働していますが、このシステムと移民局のデータベースが統合されていないため、入国から申請まで約2週間期間をおくようにCISSから指導を受けています。(2004年には状況が改善されている可能性があります。)申請から番号の付与までは数日、カードの到着までには3〜4週間を要します。
(場所等の確認: http://www.ssa.gov/dallas/state_la.html )
3.Tulaneカードの作成
Tulaneカードとは、いまや全米ほとんどの大学で普及している磁気カードの学生証です。このカードがないと夜間に大学施設に入ることができません。また、デポジットを納めておくと、学内のカフェテリアや売店、自販機などでデビットカードとして使用ができます。Bruff Commonsというビルの中にカードセンターがあるので、学籍番号をもらったらさっそく作成に行きましょう。
4.携帯電話
州により携帯電話の契約については非常に厳しいところもあるようですが、ルイジアナ州では電話会社間の競争が激しいためか、Sprintであれば、パスポートとクレジットカードをIDにし、デポジットを支払うことで携帯電話の使用契約を結ぶことができます。
後述しますが、自宅に電話(ベルサウスの場合)を引くにはSSNが必須となりますので、携帯電話を契約しなければ、生活の立ち上げに支障をきたすことになりかねません。
携帯電話会社は、Sprintの他にAT&T、Verizon、Cingular、
T-Mobile等各社あります。Cingularは契約にSSNが必要です。
基本プランは月額$40程度のところが多いですが、日本の携帯電話と異なるのは着信者側にも通話料がかかる点です。
5.銀行口座開設
Tulaneカードを作ったら、さっそく銀行口座を開設するとよいでしょう。銀行口座に関しては、パスポート、国際免許証、クレジットカード(2枚)、TulaneカードをIDとして提出することで開設できます。
リテール向けの銀行としては、Bank One、Hibernia、Whitneyの3行がNOLAでは大手です。Whitneyは支店が学校内にあり、Hiberniaも学校のすぐ北側に支店があります。Bank
OneもATMが学内にありますし、口座開設時に仮の小切手帳とキャッシュカードを作成してくれます。(他の銀行ではキャッシュカードの即時発行はありません。)どれを選んでも特段問題はないでしょう。
なお、配偶者のいる方は、ジョイント口座にすることもできます。お互いにキャッシュカードを持つことが可能になり、また小切手も、双方のサインが有効になります。
また、当座のドルの用立てに関しては、口座開設後に送金するくらいなら、T/Cで必要な額を全部持ってきてしまった方がよいです。T/Cを、そのまま開設口座のデポジットとして納めてしまえばよいのです。
翌営業日からチェックが使用できますので、車の代金や家賃のデポジットなど、クレジットカードやT/Cが使えない高額支払いにおいて、何かと心強いことが多いと思います。
6.家探し
家探しにおいて、まず考慮すべきことは、一戸建てを借りるか、マンションを借りるかということです。
地区情報は他項に譲りますが、一戸建てを借りる場合、地元紙Times Picayuneのclassifiedsの広告欄を見て探します。金曜日、土曜日の挟み込み広告ですので、コンビニなどで購入するとよいでしょう。同じ情報をhttp://www.nola.comでも見ることができます。たいていの家主は個人ですので、電話をかけて家を見せて欲しい旨伝えると、都合が合う範囲で家の中を見せてくれます。通常敷金として1ヶ月分の家賃を支払いますが、礼金という慣習はないようです。一戸建ては、Metairie、River
ridge、Harahanあたりから探すと治安もよく、よい家が見つかることと思います。
マンション、アパートの場合、一戸建て同様にClassifiedsという手もありますし、スーパーに行くと、レジを出たところに賃貸情報のパンフレットが置かれています。それを見て、めぼしい物件を取り扱っている不動産屋に電話をするとよいでしょう。アパートは、St.
Charles Avenue沿い、Metairie、River
Ridgeなどに多数あります。
主な不動産屋のウェブサイト
http://www.riverlakeproperties.colm/index.htm/
いずれを借りる場合も、駐車スペースがあるかどうか、また有料かどうかも確認しておくとよいでしょう。
8月に入ると、新学期前ということでよい物件が出にくくなるようです。可能な限り早めに渡米され、サマースクール開始前に家探しを済ませておくことをお勧めします。
7.ユーティリティ
マンション、アパートに住む場合は、使用契約が自動で手続きされたり、水道料金、ガス料金が家賃に含まれたりする場合が多いので、とくに問題ないと思います。一戸建てに住む場合、最初に電気・水道・ガスといったユーティリティの使用についての契約を結ぶ必要があります。(大家さんが代行してくれたり、使用者の名義書換のみの場合もあります)
これらを契約する際に、まず真っ先に聞かれるのがSSNです。しかし、渡米直後はSSNがまだありませんので、SSNの代わりに、$50から$150程度のデポジットを納める必要があります。このデポジットについては、1年後に自動的に返金されるものもありますが、金額や対処方法が担当者の裁量により一律ではありません。また、請求書の内容や料金収受の処理が非常にいい加減ですから、請求書、領収書、支払い記録などの内容に注意し、確実に保存しておくことをお勧めします。
@
電気
電気に関しては、地元の電力会社のEntergyと契約を結びます。Yellow
Pageを見て、電話をかければOKです。契約時点で家の電気が完全に止まっているようでしたら、メーターがロックされています。契約開始日に係員が来て、メーターのロックを解除してくれたら電気の使用ができます。
http://www.entergy-louisiana.com/LA/
A
水道
水道はルイジアナ州では自治体の管轄下にあり、Parishごとに水道局があります。MetairieのあるJefferson
Parishの場合、Elmwood Mallの中にある水道局の窓口に行き、直接申し込みをしなければいけません。申込書を書き、デポジットを支払うと、翌日以降に元栓を開けてくれます。水道料金は2ヶ月に1回請求書が来るのですが、料金にはゴミの回収代金、近隣の公園施設等の利用料といったものも含まれています。
B
ガス
ガスはAtmos Energyという会社と契約をします。契約の仕方についてはほぼ電気の契約と同じです。
電気、水道と異なるのは、給湯ボイラーの点火作業がある点です。家の外にあるメーター、元栓の操作だけでなく、屋内にある給湯ボイラーやセントラルヒーティングに関しては、ガス会社が点火作業を行うというルールになっているようです。(その際に、機器の状況も一応チェックしてくれます。)従って、ガスの開通日には必ず在宅していなければなりません。(時間指定は不可)
http://www.atmosenergy.com/home/index.html
8.パーキングチケットの購入
レンタカーを一定期間借りるにせよ、車を購入するにせよ、学校内に駐車するためにはパーキングチケットを購入しなければいけません。チケットはDiboll Complexという建物(パーキングロット)1階の事務所で購入できます。最初はサマースクール用のチケットを購入しますが、秋学期からは半年あるいは1年のチケットを購入します。サマーは$30程度、1年間では$275程度です。代金については変更される場合があるので、学校のHP等で確認してください。
なお、チケットなしの駐車や、指定された場所以外での駐車には罰金(最低でも20ドルから100ドル以上)が科されます。
9.テレビの契約
当地では地上電波が弱いため、ケーブルテレビか衛星放送に加入することになります。ケーブルテレビはCOXという会社です。MetairieのLakeside Mallの近くに事務所で契約します。SSNは不要です。COXはインターネットプロバイダサービスも提供しているので、自宅でインターネット環境が必須と考える方は加入しておくとよいでしょう。(http://www.cox.net)日本語放送に関しては、衛星放送に加入すれば見られるようですが、未確認です。情報が入り次第お知らせします。
10.家具のレンタル、購入
こちらでは、家具付きの不動産物件というのはほとんどありません。家具、電化製品のレンタル会社は多々ありますが、結構いい値段をとります。会社からの派遣で留学される方で、家具のレンタル費用が支給される方以外には、レンタルは割高になります。少々面倒ではありますが、自腹で購入し、帰国時に売ってしまう方がトータルの出費は少なくて済みます。(家具の購入額と、レンタル費用の総額がほぼ同額となってしまうため)
家具屋さんはあちこちにありますので、気に入ったものを購入されるとよいでしょう。
家具のレンタルについては、レンタル専門の業者がありますので、イエローページなどで調べてレンタルすることができます。家具レンタルは、CORTという会社がメジャーなようです。
http://www.cort1.com/
11. 電話の契約
電話に関しては、COXのIP電話を契約しない限り、Bellsouthと市内電話の契約を結ぶことになります。ベルサウスはSSNとデポジットの納入が必要です。現状では、電話を引くまでに1ヶ月以上を要します。(http://www.bellsouth.com/)
なお、COXのIP電話の申し込みには、SSNは不要で、申し込みから数日で回線が開通します。ただし、世帯数が8軒以上のアパートの場合は、IP電話のサービスが提供されていません。
長距離、国際電話に関してはBellsouthではなく、自分で契約するとよいと思います。長距離に関しては、一定の基本料金を支払うと通話料が非常に安くなるタイプ(国際電話の利用時間が長い人向け)と、若干通話料が高いものの基本料金等が不要なものとがありますので、利用量や航空会社のマイレージサービスの有無などに応じて選ぶとよいでしょう。